初めての経験

先日の夜、7時過ぎ、大財通りを歩いていて、

「人力うどん」の前の交差点を渡ろうとしたところ、

僕が渡っている反対側の道路に

何となく人が倒れている様な感じのシルエットが見えたのです。




「んっ？」




4歩、5歩と近付くにつれてわかりました。

それは紛れもなく人が倒れていたのです（；＾＾）




近くには倒れた自転車と驚いた顔をした女子高生が2人。



「どうしたんだ～？」と思って近寄っていくと

顔面から血がダァーと流れているではありませんか（。。）

しかも結構な量が。



おいおい。



倒れていたのは60歳ぐらいのおじさんで

「だいじょうぶ？」と声をかけると

大丈夫じゃない声で「だい～じょう～ぶ～～」って。



お酒の匂いをぷんぷんさせながら（笑）




おじさん、大丈夫じゃね～よ。ったく。




その横には佐賀バルーンフェスタで買ったであろう

ロゴ入りのジュースと食べかけの枝豆が散乱してました。




そばの女子高生がティッシュを差し出してくれて、

オジサンにはそれで傷口を押さえてもらいながら、

自分の携帯で初めて「119」にTELしました。




救急車が来る間、

「おじさん、救急車呼んだから、もちょっとガンマンしてね～

ところでバルーン見に行ったの？楽しくて飲み過ぎたんだ」

なんてやさしく？問いかけると、





「きゅうきゅうしゃにはのらね～、だいきらいだ！おれはかえれる・・」





「はいはい、なにいってんの（苦笑）帰れないからね、この状態じゃね。」




「いや、おれは・・・・かえ・・・れる」




「いや、帰れないし」




歩道でそんな漫才みたいな会話をしてるとほどなくピーポーが。




救急隊員の人が来ても自転車乗って帰ろうとして押し問答していました。




女子高生と一緒に散乱した枝豆とティッシュの片づけをして、

それを隊員の人に捨ててくれるように頼みその場を後にしました。




女子高生には「ティッシュありがとうね」と声をかけると


「いえ～ありがとうございました」って、可愛い笑顔で応えてくれました。




そして、歩きながらつくづく思いました。







「携帯でも119ってフツーにかかるんだ」って。






んズカーン。